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語学は「子供のように」勉強するのがいい? -ヒンディー語に挑戦しながら-

今、ヒンディー語を勉強しています。

外国語2 

これまでいくつか外国語に挑戦しましたが、縁があって続いたのは、英語インドネシア語でしょうか。

そしてヒンディー語になればいいな、と思います。

それで思うのは、

語学は子供のように勉強するのがいいんじゃないか

ということです。


よく「日本人は英語がしゃべれない」と言われます。

また、「大人と子供は語学の習得の仕方が違う」と言われます。

本当にそうでしょうか?


私は、必ずしもそうではないと思っています。

たぶん、それ以上に、

大人は「頭が固い=思いこみが激しい」
のではないでしょうか?

つまり、「大人は子供のようには習得できないから、文法から入らないとだめ」
と思いこんでいたりしないでしょうか?

そして、日本人は「文法中心に教科書を1から真面目に勉強しようとしすぎるから挫折する」んじゃないでしょうか?


無謀な意見かもしれません。
でも、私自身の経験から、そんな気がしています。

なぜなら、私は英語には「時間がかかり過ぎた」と思っています。

英語は、いわゆる「受験英語」を中心に中学校、高校、大学と勉強しました。
プロとして仕事で外国語を使おうと思ったら、もちろんエンドレスに勉強を続ける必要があります。

それには時間もお金もかかりますが、プロになれば報酬を得て「元を取る」ことはできるので、やった甲斐はそれなりにあり、そのためのある意味「投資」は必要だと思います。

しかし、プロにならなくても、日本では多くの日本人が中学校で少なくとも「3年間」、高校も入れれば「6年間」、大学まで行けば「10年間」ぐらい英語を勉強するわけです。

これだけやって使えなかったら、それはもったいないと思います。


一方、インドネシア語の場合は、0(ゼロ)の状態でインドネシアに行って、その日から始めました。

外国語3 


バリに赴任した直後はタクシーで通勤していたのですが、日本と違って「メーター」を自動的には使ってくれません。

それで「料金交渉」が必要なわけですが、「英語」で交渉すると、値段が倍以上になります。
つまり「ボラれている」わけで、往復だと「2倍」になるわけです。

いくら物価が安いといっても、毎回「料金が2倍」は嫌です。


それで、インドネシア人にまず習ったのは、
「5000ルピアね!」
と、「流暢に」「外国人とバレないように」言うことでした。

今日使いたいのに、1から順番に数字を勉強している暇はないわけです。

次に、友人のうちに電話をかけて呼び出してもらうために、
「すみません、○○さんいらっしゃいますか?」
という言い方を習いました。

とにかく、
「必要な言葉を習って、即使う」
というやり方で、ひたすら覚えて使いました。

最初は、全く「書く」ことはできませんでした。
それよりも、「話す」ことが必要だったし、生活のために必死でした。
「話せる」とか「話せない」とかいうよりも、とにかく「話す」「使う」しかないと思います。

でも、インドネシア語という未知の外国語を覚えるのは、最初かなり大変で、すぐには話せるようにはなりませんでした。

その言語「音に慣れる」というか、
「言葉が頭に入ってくる」
までにそれなりの時間がかかる気がします。

例えば、
イカン=魚
ナシ=ごはん
ダギン=肉
メジャ=机
クルシ=椅子

と、いきなり覚えろと言われても、結びつかないというか、「ピンとこない」わけです。

そういう状態がしばらく続き、異文化のストレスもあって寝込んだりもしました。
それでも、インドネシア語から逃げることはせず、わかってもわからなくてもひたすらシャワーのように聞いていました。

ただ、自分が話す時は、ほとんど英語を使っていたと思います。


すると!数か月後に、ある変化がありました。

タクシーに乗っている時、道を間違えそうになったので、思わず、
「Terus, turus! (まっすぐ、まっすぐ!)」
と叫んでいました。

言ってから、「あれ、インドネシア語でしゃべった、今。」と気づきました。
それから、徐々にインドネシア語で話せるようになったと思います。

うまく説明できませんが、まるで
「子供が話し始める時と似ている」
と思ったわけです。

子供は、教科書の第1課から勉強するわけではありません。
わけのわからないうちから、周りの大人の会話をひたすら「聞いて」いるわけです。
聞くことで「文脈」や「単語の意味」を覚えているのだと思います。

大人は決して、「教科書の第1課の会話」から話すわけではなく、普通に話しています。
文法の説明をするわけでもありません。
でも、子供はそれをひたすら聞いていて、ある時から話し始めますね。

大人もそうだ!と思いました。

急に全てを理解できるわけではないですが、
「わかる!」
と感じ始める瞬間があると思います。

そのためには、「大量に聞く」ことが必要だと思います。
そして、間違えても「話してみる」こと。

「文法は必要ない」という意味ではありません。
使い方を確認、整理するためにやるのはもちろん助けになると思います。

でも、避けたいのは、
「1課、2課…と順番に勉強していくうち、難しくなって途中で挫折する
ということです。
これが、ありがちだと思います。

当たり前ですが、日常会話の中で人は「1課から順番に」話してくれる訳ではありません。
でも、「100%わからないとコミュニケーションできない」わけでもないのです。

100%わからなくても、大量に聞いていたら、
「よく使われる言葉、表現」
があると思います。
それを、まるごと覚えて使ってみればいいと思います。

例えば、外国語の歌を聴いていると、「同じ言葉を何度も言っている」ことがあります。
そういうのは、意味がわからなくても自然と覚えたりしますよね。
それを増やせばいい、という感覚です。

大人は既に世間のことはある程度知っている訳ですから、そういう意味では逆に、状況や文脈を理解するのは早いと思うわけです。

以前、子供に英語を教えていた時思ったのですが、子供は気に入った歌やビデオがあると、何回も聴いたり見たりしたがります。
「よく飽きないな」と思うほど。
もちろん、興味のないことには飽きっぽかったりはしますが。


同じことを、大人もやればいいと思いです。
素直に。

ただ、大人は理屈っぽいので、
「大人と子供は違う」
とか
「そんなやり方でできるわけない」
と、言い訳をすると思います(笑)。

でもたぶん、文法の勉強以上に「圧倒的な量を聞く」、つまり「インプット」を大量にすることが必要ではないかと思います。


個人差もあると思うので、それが絶対にいいかどうかは、私もわかりません。
ただ、実際に話せるようになりました。

インドネシアには約7年ぐらい通算で滞在しましたが、最初はすぐに外国人とバレていたのが、最後には
「日本人です。」
と言っても信じてもらえないぐらいになりました。
もっとも、見かけの影響もあったかもしれません(笑)。

そういうと、
「その国に住んでいたらそれができるけど、日本では無理だ」
と言われるかもしれません。

それで、今度は私自身また、「ヒンディー語」で、日本で、それに挑戦してみたいと思っています。
インドネシア語が話せた時の感覚をもう一度体験したい、という気持ちもあります。

受け身の姿勢で「言語を習得しやすい環境」を求めれば、それは日本では無理があります。
日本語だけで生活できてしまいますから。

でも、実際私を含めて多くの人は、日本でも外国語で仕事をしています。
「日本だから勉強できない」
という言い訳はできません。

でも、その国にいなくても、今は「インターネット」「CD、DVDなどの視聴覚教材」という恵まれたものが手に入ります。

話し相手がいなくても、「壁に向かって話す(練習する)」ことはできます。
(これは私もいつもやっています。)

ヒンディー語の場合は、教材の種類はあまり多くありません。
が、心強い味方はインド映画です。

インド映画は長いし、インド人はおしゃべりなので、たくさんヒンディー語が聞けます。
歌もたくさんあります。

今はまだ、ほとんどヒンディー語では理解できません。
でも、「全然わからない」わけでもないわけです。

「映画=全て難しい言葉」
というわけでもありません。
挨拶や数字、人の名前、呼び方、決まった表現など、部分的にわかるところはあります。

語形の変化も、会話の中にいろんな形が出てくるので、それで
「こういう時こう使うんだ」
という文法の勉強になったりもします。

たまに決め台詞がわかると、嬉しくなります。

今のところ、20本ぐらい見たでしょうか。
まだ知らない単語が多過ぎてわからないのですが、気にせず見ています。

少なくとも、「全く分からなかったゼロの時」を思えば、
結構「音として聞き取れる」ようにはなりつつある気がします。

聞き取れれば、話すこともできるようになります。
でも、聞けないと、話せません。


実は、以前しばらくプライベートレッスンを受けました。
ネイティブの先生でしたが、文法の説明が中心でした。

ヒンディー語の文法は、語順は日本語に似ているのですが、女性形・男性形があったり、難しいです。
また、「文字」がアルファベットではないので、その負担も大きいです。
仕事の合間に予習をするのも大変でした(言い訳ですが!)。

それで一度、挫折しました。

でもあきらめられず、また復活しました(笑)。

仕事柄、レッスンに通うのは難しいので、独学でやるつもりです。
それで、今度は、
「わかること」
「楽しいこと」
からやろうと思います。

難しすぎて、おっくうになって、挫折しては意味がありません。

なので、1課が全て理解できなくても、次に進めばいいと思っています。
後でまた戻ればいいわけです。

それよりも、単語力がないと意味がわからないし、やはり大量に聞かないと聞き取れないと思います。
何より、楽しくないと続かないと思います。

インド映画は、おもしろいので全く苦にはなりません(笑)。

うまくいくかどうかわかりませんが、出来る限り頑張ってみたいと思っています。

外国語1 


念のためですが、当たり前ながら、そこから先に「プロのレベル」を目指すのは、また別の話です。
それは、日本人が日本語ができるのと、「弁護士になる」「会計士になる」というのはまた別で、専門職には専門の勉強が必要であることは言うまでもありません。


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コメント

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Re: No title

青木様、コメントありがとうございます。ツアーに出ておりましたため別途メールでお返事いたしましたが、届いていますでしょうか?今後ともよろしくお願いいたします。

> 篠山さん 函館ダイヤモンドプリンセスでお世話になった小樽の青木です。
> 英語以外に何か別の言葉を学ぼうと思っている私にとって、とても刺激になりました。
> これからもご指導よろしくお願いいたします。クルーズ等で来道の折は、現地人クルーとして喜んでガイドさせていただきます。

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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

ご訪問ありがとうございます!

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