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「はし」の使い方

ある欧米人の日帰りツアーで、昼食の際にいつになく


フォークがほしい。箸が使えないから。


というリクエストが多く出ました。

 

 


フォーク2 



 

人数も多かったため、数が足りず、追加でプラスチックのフォークが出てきました。

 

 


フォーク1 



 

その日は昼食だけだったのですが、次の日に同じ行程のツアーがあったので、


今度は「はしの使い方」を教えることにしました。



 

箸の使い方はお客様によって教える時もあるし、教えない時もあります。


アジア系のお客様が多いと使える確率が高いですし、そうでないと使えない率が高いです。



 

はしの使い方は、実はちょっとしたコツがあって、それを理解すると使えるようになります。


もちろん練習は必要ですが、「使えない」という人を見ていると、はしの「機能」を理解せず、ただ2本の棒をやみくもに動かそうとします。


それではうまく食べられないので、「難しい。使えない。」となってしまいます。



 

また、普段の生活の中で「はし」という文化に接する機会がない方も多く、


言わば「きっかけ」がないという場合もあるようです。

 



この「きっかけ」というのは結構大事で、はしに限らず浴衣や温泉などもそうなのですが、


それまで全くやったことがないことというのは、自分から始めるのに「抵抗がある」のではないかと思います。


やり方がわからないからです。

 

できないところを見せるのは「恥ずかしい」という心理もあります。


で、いきなり食事で「はし」が出てくると、


「使えない。フォークを。」


となるのだろうな、というのがお客様を見ていての印象です。


もちろん、ちゃんと食べられないのもストレスだと思います。

 



その点、旅行というのは普段しないことに挑戦するにはいい機会だと思います。


その機会を作るのも、旅の道中のガイドの大事な仕事だな、という気がします。

 



次の日、バスの中ではしの使い方を説明したところ、昼食時に


はしを使ってみるよ


という方がたくさんいました。

 

ぎこちないけれど、嬉しそうでした。

 

帰り際にも、「はしの使い方を、教わったように練習してみるよ。」と言われました。

 



もしかすると、


「使えない」


と言っている方も、実は


「使ってみたい。練習してみたい。」


と思っているのかも、という気がしました。

 



強制はしないけれど、これからはもっとはしの使い方を説明しようかな、と思いました。




※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/

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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

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