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「おもてなし」は相手の立場に立った予期せぬ気遣い

ある温泉旅館にチェックインして、お客様の案内などした後に部屋に入ると、


これが置いてありました。



おもてなし 

 

 


全く期待も予想もしていなかったので、驚くと同時に、疲れが一瞬で吹き飛びました!

 

ちょうど、1日の観光が終わって宿に入ってホッとするも、


夜の宴会があるから気を抜けないなと思っていたところでした。



でも正直、体は混雑する観光地を1日歩き回って案内して疲れています。


でもそれはお客様には見せられないので気を張っているわけですが、


そこにこのような気遣いをいただけると、本当にグッときました。

 


相手の立場に立った、相手が予想していない気遣い。


これこそ「おもてなし」ではないでしょうか。


 

ちなみに「サービス」というのは、支払う対価に対して見合ったもので、


お客様が予測しているものだと思います。


日本語の「おもてなし」というのは、相手の立場に立って、


相手が予期しないことを気遣う、日本人の美徳なのではないかと思います。

 


この旅館では、もちろんツアーのお客様へのサービスもよかったのですが、


お客様にサービスするのはどの宿も同じです。


 

しかし、通訳ガイドにここまでの気遣いをいただくことは正直あまりないので、


差がハッキリと出ますし、杓子定規な発想、サービスをしていたのでは出てこないおもてなしだと思います。

 

正直なところ、通訳ガイドや添乗員を客扱いしない宿もあり、


このようなおもてなしはもちろん、ビックリするような部屋に泊まることもあります。

 


しかし実は、通訳ガイドが元気になって頑張れば、お客様も喜び、


宿への満足度も高まるということで、相乗効果があるのです。

 


「差」と言っても、お茶とパンですから言ってみれば大きなコストではありません。


(失礼ながら。でもこのパンはケーキみたいでとてもおいしかったです!)


 

でも、「気遣い」の差が雲泥の差になります。

 

お客様も私も大満足で、「またこの宿に来たい」と思ったのは言うまでもありません。




※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/

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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

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