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日本の若者の国際感覚-欧米偏重から「アジアの日本」へ

ある政府関係のプログラムで、ASEANOCEANIAからの高校生や大学生を連れて日本の高校を訪問する機会がありました。

 

到着後、英語部の生徒さんたちから歓迎の挨拶がありました。


この学校にはアメリカからのいわゆるALT(外国語指導助手)が入られていることもあってか、皆さん流暢できれいな英語で挨拶をされていました。

 

 


JENESYS高校生挨拶 



 


ほとんどの方は英語だけで挨拶をされたのですが、中に一人、英語のほかにインドネシア語ベトナム語などで


Selamat pagi.


Xin chào.


と挨拶を入れた方がいました。

 

この感覚はとても大事だと思うので、そういう方がいたのを嬉しく思いました。

 


もちろん、英語での挨拶がよくないという意味ではありません。


しかし、ここはアジアであり、日本であり、この場合英語」は共通語として使っています。

 

海外からの生徒の中にはオーストラリアやニュージーランドなど英語圏から来ている人もいます。


でも、ASEANの多くの国の人たちは英語を母語とはしていません。


英語が流暢な人もいますが、あまりわからないという人もいます。

 


以前の投稿で書いたように、ASEANの国々にはそれぞれの言語があります。

http://tourguidetokyo.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

 

日本でも英語は公用語ではありません。


そして、生徒たち、学生たちは「日本に来て日本を学ぼう」としているわけです。


日本語を勉強している人もいるし、結構上手に話せる人もいます。

 


せっかく「おはようございます。」と言えるのに、わざわざ「Good morning.」と言う必要はないわけです。


また相手が日本人に日本語で「おはようございます。」と言ってくれたなら、相手の言葉、例えばインドネシア人なら「Selamat pagi.」というのが本来は一番いいでしょう。


もちろん英語圏の人なら「Good morning.」がいいでしょう。

 

そういう感覚を持つのは大事ではないかと日頃から思っています。

 


明治維新、そして戦後の「欧米に追い付き追い越せ」という時代ではもはやありません。


今はもう「アジアの時代」です。

 

英語を共通語として使うことには全く反対はしませんし、私自身英語通訳案内士として日々英語を日本で使っています。


しかしそれ以上に、日本語を含めてもっとアジアの言語を知り、勉強し、使おうではありませんか。

 



言葉というのは、コミュニケーションを可能にしてくれる本当に便利なツールです。


同時に、その国の文化でもあり、アイデンティティーでもあります。


「外国語=英語」でもないし、「外国人=英語が通じる」でもありません。

 


日本の若い世代の人たちが、新しい感覚を持って将来日本と外国の架け橋になってくれることを期待したいと思います。




※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/

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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

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