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人気のおみやげとは その2:「キッ○カッ○」が売れる理由

前々回の記事で、人気のおみやげに共通の条件をあげました。


そのうち、

⑤自国でも既に知られているブランドだが、日本でしか買えない製品がある。



キットカット1 



この代表といってもいいのが、「キッ○カッ○」ではないでしょうか。


私のお客様の中では、主にアメリカ人とインドネシア人の方から

キッ○カッ○の抹茶味を買いたい」

キッ○カッ○のいろんな味のものを買いたい」

というリクエストがほぼ毎回ある状態が数年続いています。


なぜ「キッ○カッ○」なのかですが、日本のオリジナルではありません。


でも、世界で作られていて売れている、つまり「既に知名度が高い」というのがとても大きなポイントかと思います。


「世界中どこへ行っても誰でも知っていて親しまれているお菓子」というのは、ありそうでそんなにないし、「知名度をあげる」というのは簡単なことではありません。



仮に日本でもオリジナル味のものだけしか売られていなかったら、はたして自国でも売っている同じものを「日本のおみやげ」として買うでしょうか?


また、抹茶味のチョコレートやお菓子はいろいろあると思いますが、日本語で書かれて読めなかったり、名前を知らないお菓子を「外国人の誰もが求める」ようになるでしょうか。


そうです。

キッ○カッ○のすごいところは、既に「知っている」お菓子であるのに加え、こんなにいろんな味とデザインのご当地キッ○カッ○を作って売っているのは「日本だけ」ということで、「日本でしか買えない」ことがおみやげとしての付加価値を高めています。


さらに「抹茶」「きなこ」「しょうゆ」「ずんだ」といった日本独自の味を使うことで、「日本だけの味」という付加価値も加えられています。


「抹茶味」が一番人気というのも、お茶自体が「green tea」として既に知られていて親しみも感じているためではないかと思います。「わさび」なども知られているため人気です。


「ほうじ茶」は日本に来るまで知らない方も多いのですが、滞在中に結構ほうじ茶が出てくることが多いので、同じ緑茶の一種で日本ではよく飲まれていることなど説明すると親しみがわくようです。


キットカット2 



どのおみやげにも共通することですが、
「知らないものは買わない」
ということです。


キッ○カッ○の味にしても、買う人自身が全く食べたことがない知らない味だったら買わないと思います。


でも、日本で食べて知った味なら、買って帰ってあげる時にも「これはね・・・」と説明できるので、買うかもしれません。


抹茶味が売れるのは、買う人も、買って帰ってあげる相手もわかるからだと思います。



日本のキッ○カッ○は、「知っているけど珍しい」ものを買って帰りたい、という観光客の心理に見事にマッチしたおみやげの一例だと思います。


※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/

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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

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