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AC(アーセー)とエアコン

ある数年前のインドネシア人ツアーでのことです。

3月でした。


ホテルでお客様から連絡がありました。


AC(アーセー)が壊れていて、いくらやってもきかないんだけど・・・。」


部屋に行ってみると、エアコンが「HI」になっており、暖房がガンガンにきいていました。熱気でムンムンです。


あれ、壊れていると言っていたのに・・・。

お客様はまだ、


「ほらね。さっきから熱い風が出るばかりで、全然エアコンがきかないのよ・・・。部屋の中が暑いからAC(アーセー)をつけたのに・・・。」と言っています。


それでわかりました。

エアコンは確かにきいているのです。


でも、お客様は「エアコン=AC(アーセー)=冷房」だと思っているため、また日本のエアコンが「暖房」だとは思っていないため、「きかない」と言っていたのです。


エアコン 

※本文の部屋とは直接関係ありません。


インドネシアでは「エアコン」を「AC(アーセー)」と言います。言葉自体は英語の「air conditioner」から来ていますが、「AC(アーセー)」と「エアコン」は別のものです。


そこが盲点です。


インドネシアは暑い国なので、ACは常に「冷房」です。

「暖房」はありません。

ですので「暖房」という概念もありません。


他の寒い国に行ったことがある方は別ですが、初めての海外、初めての日本だと、「暖房」がピンとこないこともあります。


一方、日本では暑い時期と寒い時期があるため、「エアコン」は「暖房」と「冷房」に切り替えられるようになっています。


この時は3月だったため、まだ暖房でした。


この時以来、特に暖房の時期には「日本のエアコンは季節によって暖房と冷房を切り替えて使う」ということ、また「暖房ですから熱い風が出ますよ。」ということを説明するようにしています。


日本人には当たり前だけど、外国人にとっては当たり前でないことはたくさんあります。


※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/


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プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

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