記事一覧

「おひや」と「air putih(アイル・プティ)」

あるインドネシア人ツアーでのことです。


レストランで氷入りの「おひや」が当たり前のように出てきたところ、「インドネシア人は冷たい水は飲まないのでair putih(アイル・プティ)に変えてほしい。」というリクエストがあり、その後全ての食事場所でお願いして変えていただきました。


air putih(アイル・プティ)」は日本でいう「氷なしの水」あるいは「白湯(さゆ)」です。


日本のレストランでは、「お冷(おひや)」か「お茶」が当たり前のように出てきます。

食事の時の「飲み物」は食事そのものと比べて意外と盲点ですが、国によっても好み、傾向が違います。

 

水 


欧米の方は、昼間でもアルコールを飲む方が結構多いです。

それ以外は「水」が多いように思います。お茶が出ても「水がほしい」という方、また「氷なしで」という方もいます。


アメリカの方は、「朝はコーヒーがないと」という方が多いです。
旅館に泊まって朝食が和食のセットメニューだったりすると、「アメリカ人は朝はコーヒーがないとだめなんだよね。ははは。」といってカフェに行ったりします。

ツアー中スターバックスに行く方もいます。


インドネシアの方は、水がいいという方が多いですが、「おひや」ではなく「air putih(アイル・プティ)」と言われます。


インドネシアでは、生水が飲めないので、習慣的に、水道水を飲む場合は「沸かしてから」冷まして飲みます。

ですのでいわゆる「白湯(さゆ)」を飲むことが多いです。


体にやさしいのでわざわざ氷を入れるということはせず、それが習慣になっています。もちろんミネラルウォーターもあって、それを飲むことも一般的です。


冷たい飲み物もありますし、ジュースに氷を入れることもありますし、かき氷もありますが、アイル・プティはアイル・プティという感じです。


インドネシアは暑い国ですが、「体を冷やすのはよくない」と考える人も多く、冷たいものを避ける人もいます。

逆に熱すぎるのもよくないといって、熱い食べ物を冷まして食べる人もいます。


そういう観点からすると、日本人は「食べ物の温度」には案外無頓着な傾向があるように感じます。つまり、「ギンギンに冷やす」とか「熱々のもの」を好む傾向があります。


air putih(アイル・プティ)」のリクエストは毎回ではなく、「おひや」やお茶でもOKのことも多いです。


しかしながら、「おひや」を好むのは日本人で、外国人の場合は「氷なし」の方が親切かもしれません。

あるいは、「氷を入れますか?」と確認していただけたら、お手数ではありますが、とても親切だと思います。


※この記事は、「やまとごころブログ」の中の筆者ブログ「英語、ときどきインドネシア語」にも掲載されたものです。

(掲載期間2012年10月~2016年5月) http://www.yamatogokoro.jp/sasayama/


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

英語通訳案内士・篠山美智子

Author:英語通訳案内士・篠山美智子
英語通訳案内士。オーストラリア留学後、前職(日本語教育関係)でインドネシアとマレーシアに計8年滞在。2009年より通訳案内士専業。日本及び海外旅行会社の団体ツアー、個人旅行客(FIT)、企業のインセンティブ・ツアー、政府関係のプロジェクト等に就業。北海道から九州まで日本全国を周る。

ご訪問ありがとうございます!